おじいちゃんを見守る
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 屋台を手伝いに来てくれた息子さんと仲良く |
iポットは、この屋台から車で15分くらいのところに住む義父に使ってもらっています。
義父とはいえ、実は、20年前に離婚した前夫の父親なんです。夫とはダメだったんですけど、夫の両親とはウマが合ったんです。
義母が亡くなったと聞いて、ひさしぶりに訪ねたところ、90歳を迎えた義父は痴呆が進みつつあって、義母が亡くなったことすら認識できない有りさま。施設の先生に相談すると「とにかく話をしてあげて。今ならまだ元に戻る。」と言われました。
毎日の訪問のかわりにiポット
- それからは毎日訪問しました。レンタカーで東京まで行って義母の位牌を見せ、また、故郷の福島へも連れて行きました。
私が訪問をつづけることで、義父は少しづつ快方に向かっていきました。
でも、いつまでも毎日訪問できません。同居を勧めてもみましたが、60年も住みつづけた土地を今さら離れる気持ちは毛頭ないようです。
そんな時、思い出したのがiポットでした。
知的障害者施設に勤めていたころ、生徒達を引率して象印さんの工場を見学したことがあります。そのときにiポットの説明を受けていたんです。
さっそく申し込み、私と私の息子・娘の3人で見守ることに。今となっては他人でも、息子・娘にとっては実のおじいちゃんですから。
電話も楽しみに
- メールは、私、そしてふたりの子供たちの携帯電話へ3時間おきに順番に届くようにしていて、変化があれば誰かが気づきます。今の主人も「いつでも車で駆けつけてやる。」と理解を示してくれています。
お陰で、私も安心して仕事に励むことができます。
義父は、たとえば朝なら、食前にお茶、インスタント味噌汁、そして食後にまたお茶、というふうに小一時間の間に給湯が3回。これがお決まりのパターン。
いつもと違う使い方をしていたらすぐにわかりますので、電話もかけやすくなりました。
義父もそんな電話を楽しみにしているようです。
以前なら電話にも出てくれなかったのですが、最近では「おお、どこのベッピンさんや。」などと冗談まで言えるようになり、笑いあっています。
自分でできることの有り難さ
- 私は、長年、知的障害者に接してきたことで、「生きることの大切さ」と「自分で何でもできることの有り難さ」を教わりました。昨年、体力の限界を感じて退職しましたが、やはりじっとしてはいられませんでした。
5月から屋台を始め、来月にはヘルパーステーションにも登録してもらいます。
屋台って、時間的な融通が利くので、ヘルパーをしながらでもできるんです。
今焼いてるキャベツ焼きは、私のオリジナル。かつて施設の生徒達への栄養を考えて、生地に工夫を凝らしています。
他所ではちょっと食べられませんよ。
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