みなさんの声/みまもり体験談
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●Vol.13 海を越える「ご近所の底力」
以前にも「みまもり体験談」で紹介させていただいたワシントン在住のクボチェック・田中・慶子さん。お母様の喜寿のお祝いを催され、その席に象印スタッフまでご招待くださいました。
和やかなパーティのひとときをリポートします。
2005年10月
病弱だった母

一度はアメリカで暮らしてみたものの馴染めなかった。「今が一番ストレスもなく幸せですよ」とお母様は話す。
小春日和の日曜日。水鳥と人々が憩う千葉県・手賀沼のほとり。とある家庭的な雰囲気の小さなレストランに、お母様・包代さんの喜寿を祝う人たちが集いました。

「きっと父よりも長生きは無理。誰もがそう思っていた母でしたが...」
今日のため一時帰国した慶子さんは開演のご挨拶でこう話し始めました。

病弱で、すべてをご主人に頼り切っていたというお母様。10年前、夫の突然の死に「これからどうしたら」と途方に暮れていました。
それでも、ここまで一人暮らしを続けてこれた...その陰には、いつも気にかけてくださるご近所やご友人たちの心強い存在がありました。

慶子さんのご主人ロナルド・クボチェックさんからも大きな花束。ロナルドさんの理解も母娘の大きな支えです。
ご近所に支えられて
自転車で転んで骨折したとき、慶子さんがアメリカから駆けつけるまでずっとそばにいてくださった青木さん。
病院に付き添い、代わって先生に質問してくださる、頼れる薬剤師、桜田さん。
旅行にもご一緒してくださった慶子さんのお友達、近藤さん。
ボランティア団体「ニッポン・アクティブ・ライフ・クラブ(※1)」の古河ご夫妻は25年来のお付き合いです。
そのほかにも今日は出席できなかったけれど、たくさんの人たちがお母様を支えてくださいました。
一人一人に感謝の気持ちを述べる慶子さんの感慨はひとしおのようです。

離れていてもできること

楽しい時間はあっという間に過ぎました。次は米寿、白寿とご長寿を保たれますように...
お世話になっている皆さんへの気遣いを忘れない一方で、慶子さんは普段からインターネット、電話、FAXを駆使し、可能な限りお母様へのサポートを尽くします。
iポットもその中のひとつ。
慶子さんは、象印へ問い合わせた4年前のことを今でも思い出します。アメリカでも利用できるとわかったときは飛び上がって喜びました。

「最初から諦めずに聞いてみてよかった。あのときの体験で、どんなところへも"ダメでもともと"と掛け合うことを覚えました」

海外からでも母にしてあげられることはいくらでもある...そのことに気づいた自称「鬼娘」は、できることはなんでもやろうと思っています。

「今、生きている」ということ
病弱な体で、命と引き換えを覚悟に自分を生んでくれた母...
頑強だったにもかかわらず、心臓麻痺で突然逝った父...
命の尊さを身にしみて知る慶子さんが、宴の終わりに1通の作文を朗読しました。
がんと闘い13歳で亡くなったある少女の作文です。
そこには、「今、生きている」ということの幸せについて、力強いメッセージがつづられていました。

読み終えて、慶子さんは母に語りかけます。
「お母さん、一日一日を幸せに生きてくださいね」

「はいはい、わかりましたよ」
母は穏やかに答えました。
(※1)ニッポン・アクティブ・ライフ・クラブ(通称NALC、ナルク)
『時間預託』というユニークな制度で会員相互の助け合いを行うボランティア団体。会員のボランティア活動を1時間1点で点数化し、貯めた点数で自分の老後や親の介護ためのサービスを受けることができる。全国に活動拠点があるので、故郷の親を支えるのにも役立つ。
>>>ニッポン・アクティブ・ライフ・クラブのホームページはこちら
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